Annieの歴代一押しNo.107

2003年11月30日の投稿
Annieの
今週のイチ押し
File No.107

時間どろぼうと ぬすまれた時間を人間に
とりかえしてくれた女の子のふしぎな物語
モ  モ
ミヒャエル・エンデ作 大島かおり訳
高校生の姫子と中学生の姫子が会ったのが1996年11月12日。その67年前(2003年から見ると74年前)の1929年11月12日に生まれたのが、ミヒャエル・エンデなんたる偶然。  忙しい。最近特に忙しい。でも、なんで?何のために?
 蛇口をひねればお湯が出、スイッチを押せばごはんが炊ける。洗濯なんか全自動。東京-大阪間も新幹線で2時間半。これだけ時間の節約がなされているのに、いっこうにヒマにならない。余った時間は、今、どこへ?
  自分の欲求を満たすために買ったおもちゃもゲームもすぐに飽きてしまい、次のが欲しく なる。あれ?満足するために買ったのに、不満だけが残るのはなぜ?かく言う私も、もうちょっと速いパソコンがほしい、プリンタが欲しい
スキャナが欲しい、DVD-Rが欲しい・・・。パソコンが速くなっても、ソフトが軽くならないのはなぜ(苦笑)?
いかん、話がそれた。そんなことより、忙しい、忙しいで次々と友達が病気になって倒れて行く今の状況って、このお話そっくりなんですけど。大丈夫ですか?>みんな
そして、そもそも、時間って何?どこにあるの?
そんなことを考えさせてくれるこのお話、書かれたのが30年前。残念なのは、著者が1995年、EVAが始まる一ヶ月前(特に意味なし。そのころですよ、ってだけ。)に亡くなってるってこと。もっとお話を聞きたかった・・・。

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